2017年10月13日

【お教室とご縁とタイミング】

現在、個人教授で動いているため、マンツーマン主体、生徒さんのご都合も考慮したスケジュール組み、とそれなりにフレキシブルな運用をしているアトリエうみねこです。
おかげさまで、通常のレッスンのほかにも、回数こそ少ないとはいえ、公開講座やイラストレーションのお仕事も並行しています。

そういう中で、せっかくレッスン希望のお問い合わせをいただいても、折り合いがつかない事例がいくつかはあります。そういう場合はレッスンそのものが成立せず、お問い合わせくださった方も残念に思われるでしょうし、私自身も残念な気持ちになります。

絵画教室とひとくちに言っても、運営方針やメソッド、先生自身の人柄なども千差万別でしょうから、レッスンが成立すること自体、ご縁としか言えないと思います。

私も自分のスキルアップはまだまだ必要なので自分自身の通う先生や教室も必要と思って探しますが、なかなかマッチングは難しく、多少無理して通ったりという場合も当然ありますので、ご縁とタイミングいうものは本当に実感します。

初回のお問い合わせでレッスンが成立しなかった方も、何らかのご縁の片鱗があることには変わりがないので、これで終わりというのではなく、また、時を経てご縁があるかもしれません。

私もずっと変わらない運用形態でレッスンをしているとは限りませんし、5年後10年後は分かりません。

ただ、絵を描くことに悩みを持つ人たちの背中を押せる人でありたいという気持ちはいつまでも変わらないつもりでいます。

またいつか、何かのきっかけでご縁が繋がりそうでしたら、その時はタイミングが来たのかなということで、またお話ができたらいいなと思います。
posted by アトリエうみねこ at 10:50| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

【グラデーションとお年頃、技法に目覚める】

私のレッスンは原則として鉛筆デッサンですが、小学生、中学生などのお年頃の生徒さん(人数は少ないです)には、フレキシブルな内容になっており、着彩も含めて教えるということが多いです。
色鉛筆であったり、水彩であったり、それはお子さんごとの流れで決まってきます。

あるお子さんのレッスンで、お互いに「ゲーム」と呼んでいるドローイングワークがあって、そのひとつに、ランダムに描いた線描きの中に何か「形」を探して好きな色で塗りつぶす、というものをやることがあります。

20171009_umineko_01.jpg

画材は水彩色鉛筆です。「色鉛筆なのに、水に溶ける」という画材の特性に魅力を感じたようで、学校教育では使わない画材ですが、使ってもらっています。

その中で凝っているのが「塗りのグラデーションを作る」というものです。
徐々に色が変化していくという感じの美しさがツボに入っているらしく、グラデーション、グラデーション、と熱中しています。

私自身、グラデーションの概念を明確に習ったのは中学校のはずですが、グラデーションを美しいと感じる感覚は小学生の時からありました。当時、グラデーションの模様が印刷された折り紙があり、その折り紙が欲しくて親に何度かおねだりした記憶があります。

子どもの発達には、個人差はありますが、だいたい「このくらいの年齢や学年になると見えてくる傾向」というものはあるように思います。
ですから、グラデーションだけでなく、技法というものに敏感に反応し始めるタイミングというのはあると思います。そのタイミングをどこまでこちらがつかむことができるのかが重要です。

私は教育学の専門家ではありませんから、自分の記憶と、これまでに習いに来てくれた生徒さんたちとの経験だけが頼りではあります。もちろん、本を読んだり、ネットで情報収集したり、その他の努力もしますが。。。

これはひいては大人の方へのレッスンにも通じることだと、考えています。
レッスンは、お互いに先生と生徒という役割の中で進行してはいても、一方的な技術の伝達と、それができなければダメ、で終わるのでなく、生徒さんの側も、発見したこと、気づいたこと、遠慮せずお話ししていただけると嬉しいです。

お互いに反応し合うことで、絵を描くことに対する愛情が深まっていく。。。というのが、私には理想的なレッスンだと思います。

私自身、絵描きとしても、人間としても、技量が試され蓄積されていく感じがしています。

(補足:当レッスンは基本的には大人向けの内容です。子どもさんのレッスンもご希望があればお引き受けしてきましたが、造形教室ではありませんので、デッサンに根ざした絵を描くこと以外のレッスンは行いません。事前に保護者の方と面談の上ご理解いただいております。)
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2017年09月29日

【時間を区切ってデッサンを確認する】

最近、少しずつ試しはじめていることがあります。
生徒さんのデッサンの進捗を10分とか5分とかの短い時間でアラームを設定することで区切り、単位時間ごとに生徒さんにヒアリングをし、次の単位時間にどこをどう描き進めるかを決めてから、また10分とか5分で描いてもらう。

それを繰り返すのです。

ある程度の進捗がみられてからでないとヒアリングも漠然とするので、最初は30〜40分ほど集中して描いていただきます。

その方式を試しはじめた直接的なきっかけはないのですが、ある生徒さんのレッスンでふと思いつきを思い出して試してみて、うまくいきそうな感触があったので、他の生徒さんにも広げていくようになりました。

生徒さんの悩みで多いものに、

ここからどう描き進めたらいいのかわからない
どのくらい描き込まなければならないのかわからない
一ヶ所に集中すると他の所を描くのを忘れてしまう
◯◯な感じにしたいのにできない

というようなものがあるのですが、
デッサンは手順が全て、と言い切る人もいるくらい、進捗を冷静に把握しながら手順を組み立てて進める必要があります。

ただ、進捗を把握しろと漠然と言ってもどうしたらいいのかわからないと思います。

そこで、単位時間を計るということで、強制的に振り返りの時間を作ることにしたわけです。
単位時間を何分にするかは、生徒さんごとに異なっていて、そこは私の直感で決めています。

この方式では、進捗を把握するとともに、次の単位時間で何をするのかを明確にできるので、少なくとも「次どうしたらいいのかわからない」と不安になりながら漫然と描く必要はなくなります。

ただ、やはりヒアリング〜前回ボケボケの写真でご紹介している板書でのまとめ、が肝になるので、よほど的外れの時は別として、できるだけ会話のキャッチボールで生徒さんの自主性を引き出せるようにしなければなりませんし、いまのところ、私自身のキャパシティの問題でマンツーマンの時にしかできないなと思っています。

考える時間を与えると、人は考えるようになります。手順を考え、組み立てながら、デッサンを進められるようになるトレーニングとして、もうしばらく続けてみようと思っています。
posted by アトリエうみねこ at 14:39| Comment(0) | レッスンの様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする