昨年、生徒さんのお母様から伺って、初めて展覧会の存在を知りました。
昨年展覧会を観に行ったときに、小学校の図工教育はずいぶんいろいろな試みをしているのだなと大変興味を持ったため、今年も開催を楽しみにしていました。
早速、初日に伺ってきました。
私のデッサンレッスンは、本当にデッサンしかしませんし、基本的には大人の初心者向けの内容です。ただ、子供さんにデッサンを習わせたいというお問い合わせもたまにはあります。
私は美術教員の免許も経験もないし、造形教室のスタッフもしたこともないので、お教室の本来の趣旨と私の対応可能範囲について説明した上で、保護者様にご納得いただければレッスンをお引き受けしています。
そのようなわけで、現在は2組のレッスンをお引き受けしていますが、どうしたら様々な年齢の子供さんをスムーズにデッサンへ誘導していけるのか、常に手探りです。
学校の図工教育で何が行われているのかは、非常に興味がありますし、私にとっては必要な情報です。実際に作品を見ながら、「子供たちをどのようにこの題材に導いていくのだろうか」とか「何年生になるとどのくらい抽象的なテーマに取り組めるのか」とか、授業の進め方や、認知の発達過程などについてあれこれイメージを巡らせ、レッスンにどう活かしていったら良いのかを考えるのが面白いです。
「デッサン」という言葉のイメージは、一般的には「窮屈なもの」かもしれませんが、そういったイメージを超えて、生徒さんが子供でも大人でも「よく見て発見しながら描くことは楽しいことだ」ということを、試行錯誤しつつ伝え続けていけたらいいなと、改めて心に決めながら会場を巡りました。
調布市の小学校連合図工展、1/30(月)まで、たづくり2Fのギャラリーで開催中です。最終日は早めに終了となるようなので、ご興味のある方は展覧会スケジュールにお気をつけてご覧ください。
調布市のHP、連合図工展の案内ページ
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1292982128503/index.html