2017年10月22日

【11/26に水彩画の公開講座を担当いたします】

今年のGWに、調布市市民プラザあくろすさん主催の公開講座で、初めて自分のレッスン以外の講座で講師をさせていただきました。
その時のテーマは「大切な人を描いてみよう」。
鉛筆を画材に、受講者それぞれの「大切な人」の写真をもとに、人物画を描いていただくというものでした。

同じく調布市市民プラザあくろすさん主催で、今度は水彩画の講座を担当いたします。
タイトルは「水彩画を始めてみませんか?」。

赤、黄、青の3色の絵の具だけの混色で、さまざまな色を作りながら絵を仕上げていく初心者様向けの内容です。

絵の具セットをしっかり揃えなくても、色は工夫して作ることができ、簡単な道具で手軽に始められるというあたりを実感していただければと思います。

講座時間が3時間しかありませんので、絵柄についてはあらかじめ私の方で2種類用意します。時期的にクリスマスが近いので、クリスマスにちなむ絵柄です。

オリジナルのワークシートで混色の練習をした後に絵柄を選び、塗り絵感覚で仕上げていく、という流れになります。

募集記事が、10/20付けの調布市市報に掲載されました。
明日10/23から、調布市市民プラザあくろすさんでお申し込み開始となります。
明日の朝は台風が関東を直撃している予想なのでスタッフの皆様大変かと思います。。。

20171022_01.jpg

あくろすの担当者の方が、素敵なチラシを作ってくださいました。
もしよろしければご覧くださいね。(PDF形式です)
そして、受講お申し込みお待ちしています。
受講対象を小学校高学年以上、としておりますので、親子さんでのご参加もいかがでしょうか^^

「水彩画を始めてみませんか?」チラシ
http://umineko-factory.com/pdf/201711_suisaigakouza_across.pdf
posted by アトリエうみねこ at 16:44| 各種講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

【お教室とご縁とタイミング】

現在、個人教授で動いているため、マンツーマン主体、生徒さんのご都合も考慮したスケジュール組み、とそれなりにフレキシブルな運用をしているアトリエうみねこです。
おかげさまで、通常のレッスンのほかにも、回数こそ少ないとはいえ、公開講座やイラストレーションのお仕事も並行しています。

そういう中で、せっかくレッスン希望のお問い合わせをいただいても、折り合いがつかない事例がいくつかはあります。そういう場合はレッスンそのものが成立せず、お問い合わせくださった方も残念に思われるでしょうし、私自身も残念な気持ちになります。

絵画教室とひとくちに言っても、運営方針やメソッド、先生自身の人柄なども千差万別でしょうから、レッスンが成立すること自体、ご縁としか言えないと思います。

私も自分のスキルアップはまだまだ必要なので自分自身の通う先生や教室も必要と思って探しますが、なかなかマッチングは難しく、多少無理して通ったりという場合も当然ありますので、ご縁とタイミングいうものは本当に実感します。

初回のお問い合わせでレッスンが成立しなかった方も、何らかのご縁の片鱗があることには変わりがないので、これで終わりというのではなく、また、時を経てご縁があるかもしれません。

私もずっと変わらない運用形態でレッスンをしているとは限りませんし、5年後10年後は分かりません。

ただ、絵を描くことに悩みを持つ人たちの背中を押せる人でありたいという気持ちはいつまでも変わらないつもりでいます。

またいつか、何かのきっかけでご縁が繋がりそうでしたら、その時はタイミングが来たのかなということで、またお話ができたらいいなと思います。
posted by アトリエうみねこ at 10:50| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

【グラデーションとお年頃、技法に目覚める】

私のレッスンは原則として鉛筆デッサンですが、小学生、中学生などのお年頃の生徒さん(人数は少ないです)には、フレキシブルな内容になっており、着彩も含めて教えるということが多いです。
色鉛筆であったり、水彩であったり、それはお子さんごとの流れで決まってきます。

あるお子さんのレッスンで、お互いに「ゲーム」と呼んでいるドローイングワークがあって、そのひとつに、ランダムに描いた線描きの中に何か「形」を探して好きな色で塗りつぶす、というものをやることがあります。

20171009_umineko_01.jpg

画材は水彩色鉛筆です。「色鉛筆なのに、水に溶ける」という画材の特性に魅力を感じたようで、学校教育では使わない画材ですが、使ってもらっています。

その中で凝っているのが「塗りのグラデーションを作る」というものです。
徐々に色が変化していくという感じの美しさがツボに入っているらしく、グラデーション、グラデーション、と熱中しています。

私自身、グラデーションの概念を明確に習ったのは中学校のはずですが、グラデーションを美しいと感じる感覚は小学生の時からありました。当時、グラデーションの模様が印刷された折り紙があり、その折り紙が欲しくて親に何度かおねだりした記憶があります。

子どもの発達には、個人差はありますが、だいたい「このくらいの年齢や学年になると見えてくる傾向」というものはあるように思います。
ですから、グラデーションだけでなく、技法というものに敏感に反応し始めるタイミングというのはあると思います。そのタイミングをどこまでこちらがつかむことができるのかが重要です。

私は教育学の専門家ではありませんから、自分の記憶と、これまでに習いに来てくれた生徒さんたちとの経験だけが頼りではあります。もちろん、本を読んだり、ネットで情報収集したり、その他の努力もしますが。。。

これはひいては大人の方へのレッスンにも通じることだと、考えています。
レッスンは、お互いに先生と生徒という役割の中で進行してはいても、一方的な技術の伝達と、それができなければダメ、で終わるのでなく、生徒さんの側も、発見したこと、気づいたこと、遠慮せずお話ししていただけると嬉しいです。

お互いに反応し合うことで、絵を描くことに対する愛情が深まっていく。。。というのが、私には理想的なレッスンだと思います。

私自身、絵描きとしても、人間としても、技量が試され蓄積されていく感じがしています。

(補足:当レッスンは基本的には大人向けの内容です。子どもさんのレッスンもご希望があればお引き受けしてきましたが、造形教室ではありませんので、デッサンに根ざした絵を描くこと以外のレッスンは行いません。事前に保護者の方と面談の上ご理解いただいております。)
posted by アトリエうみねこ at 19:42| レッスンの様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする