2016年07月14日

【鉛筆の色の濃淡と筆圧の関係】

ここのところ、何人かの生徒さんで気付いたことがあって、改めて、それぞれの生徒さんの筆圧についても知っていると教えやすいかも、と感じています。

よく、明るい面と暗い面の描き分けで、

「明るい面には薄い鉛筆、暗い面には濃い鉛筆を使えば良いのでしょうか?」

という質問を受けることがあります。

たいていの場合「どちらとも言えない」と答えています。

例えば、2Hと2Bの鉛筆でそれぞれ色を乗せてみるとわかります。

H系の鉛筆は、芯が粉の粒子も細かく硬く練ってあり、色が乗りにくく、画用紙の表面の質感が出にくいです。

一方、B系の鉛筆は、芯が粉の粒子も粗く柔らかく練ってあり、色が乗りやすいし、画用紙の表面の質感を活かしやすいです。

単純に鉛筆の濃淡だけで面の明暗を描き分けようとすると、目に見える質感が変わってしまうので注意が必要です。

同じ2Bでも、筆圧を変えるだけで画用紙に乗る粉の量が変わるので、質感を保ちながら明暗の違いを出すことができます。

つまり、鉛筆の濃淡は目的に応じた使い分けをしたほうが効果的なので、「どちらとも言えない」という答えになるわけです。

こういったアドバイスをする中で、生徒さんがなかなか私のデモと同じような質感で描けない場合があって、

もちろん描き慣れないということもあるかもしれませんが、生徒さんと私の筆圧が違いすぎて、お互いの描いた結果が異なってしまった、という体験が、複数の生徒さんでありました。

筆圧の調整というのは、その人の感覚的なものであったりもするので、明確な度合いが伝わりにくいようですし、実際生徒さんがどの程度の強さで描いているのかも、私には体感できません。

「どうして思うように描けないんだろう」という時には、意識的に筆圧を変えて描いてみたりすると、新しい発見があるかもしれません。
posted by アトリエうみねこ at 14:17| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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