今回はご参加人数は少なかったのですが、初めてのご参加の方もいらっしゃいました。
今日は、久しぶりに手のパーツクロッキー(手だけのポーズを間近で見ながら描いていただく)をしてみようと思って準備しました。
前半は全身ポーズを10分×2回で2セット。
後半は手のパーツクロッキーを10分×2回で2セット。
今回は「手」を中心にいろいろ描いていただけたらいいなということで、
全身ポーズも、いつもよりは「手に変化をもたせる」ことを意識して、スマホを操作しているつもり、とか、クリップボードに何かを記入中、というような状況設定のあるポーズを入れたりしました。
パーツクロッキーは、ハンカチの端をつまむ、ハンカチを丸めてギュッとつかむ、ノック式ボールペンの芯をカチッと出したところ、という状況設定のあるポーズと、両手を影絵のキツネの形にして組み合わせてみる、という形が複雑であるという観点でのポーズをしてみました。
ところで、前回から、勉強タイムの内容を、「お互いに描いたものを見せ合う」というものから「主催者側から何かクロッキーの参考になりそうなものを紹介する」というものに変えてみました。
クロッキーには形式的な決まりがあるというわけではなく、描き手それぞれが、いろいろな方向性や楽しみを追求できるものだということをもっと共有できないかな、という私自身の意図もあってそのようにしたのですが、
今回は、手のパーツクロッキーをする、ということで、前半後半の間にもうけたお茶休憩のときに、手の描き方についてそれなりに紙面を割いている書籍を何冊か私物から選び、紹介してみました。
「手の描き方」といっても、本によって重きを置いている観点が違っていて面白いのです。手の構造的な形の捉え方であったり、絵画的な描写の工夫であったり。美術解剖学の書籍も独特です。
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10月のクロッキー会は、私の都合で開催なしの予定ですが、11月以降の予定が決まりしだい、またお知らせいたします。
ご興味のある方はHPからお問い合わせください。
http://umineko-factory.com/