2018年03月20日

【ベーシックカリキュラム 生徒さんの修了作品】

アトリエうみねこのレッスンは「ベーシック」というカリキュラムから始まります。
テキストの内容もモチーフもほぼ決まっており、生徒さんのスキルや進捗に合わせて私のレクチャーの仕方や受講回数は若干変わるのですが、だいたい半年〜1年くらいの期間で終えるカリキュラムとなっています。

昨年から小グループでベーシックを受講されていた生徒さんたちが、カリキュラムを修了することになり、最終課題の作品(自由モチーフ)のデッサンが終わりました。

最終課題のモチーフは私が決めることもあるのですが、今回は「できればカッチリした形の工業製品と、形の定まっていない自然物の組み合わせで2個」という条件だけを提示して、好きなモチーフを持参していただきました。

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こちらの作品は、モチーフは、柑橘類(はっさく?)とハサミ。
ハサミの形をしっかり整え、接地〜影の様子をよく観察して描くことで、ハサミがきちんと台の上に置かれているようにすることや、輪郭線をくっきり描きすぎないように、注意深く陰影や質感描写でモチーフの存在感を出していきました。
この方は、鉛筆の色がだんだん積極的に乗るようになり、最初の頃に比べると力強さがでてきたように感じます。

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こちらの作品は、モチーフはパンプスの形をしたろうそくと、布でできたチャームです。
「自分が可愛いと思えたものを選んだ」そうで、可愛い雰囲気が大切に描かれていると思います。
この方は、最初の頃から接地をしっかり決めることと、影の色の微妙な変化にとても敏感に反応していました。これからも自分らしい絵作りを考えながら、ベーシックで学んだことを生かしていっていただけたらと思います。

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こちらの作品は、ミシン糸とミニチュアのスニーカーの組み合わせ。
ミシン糸は、楕円の断面を、見えない裏側まで意識して慎重に描き進めていらっしゃいました。
この方は、慎重にバランスを取りながら、無駄な線もできるだけ少なく端からじわじわ描いていくという感じで、几帳面なデッサンです。色味や明暗のバランスを全体的に見るということが実感できるようになると、新しい変化があるのではと思います。

この方々は今後もレッスン継続を予定しています。
これからどのように更なる上達を見せてくれるのか、楽しみにしています。
そのためには、私自身の上達も必要ですね。

皆さん、最終課題お疲れ様でした。
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2018年02月27日

【よく見ると見えてくるもの】

先日、小学生の生徒さんに「すごろくを作りたい」と言われ、それじゃあ作ってみようか、ということでレッスン2回を使って作りました。

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大きめの紙を土台にして、それぞれのマス目を作って、好きなように並べてマス目を貼り付けるという手順で作ってもらったのですが、

長時間じっくり取り組むよりは、直感で閃いてパパッと描くタイプのお子さんなので、「疲れた。。。」というのを励ますために、一部のマス目は私も描き、ちょこちょこと休憩をはさみながらでした。

長時間取り組むのが苦手ではあるのですが、かといって全てに集中力が続かないのかというとそうでは無くて、本当に興味のあるもの、本当に好きなものに対しては、「これ難しいもうやだ」と言いながらも仕上げていきますし、

直感の閃きが多いとは言え、案外と自分の中にこうで無くてはダメ、という秩序のようなものがあるようで、すごろくのマス目も整列しています(マス目の置き方は完全に自由にしてもらい、私が口出しはしていません)。

この生徒さんとはもう3年以上のお付き合いになるので、その間、人間として心身ともにめまぐるしく成長しています。その成長に合わせて、個性を探り、レッスンのペースも調整していくのは大変でもあるのですが、「絵を描くって楽しい」という思いだけは育てていきたいなと、いつも考えています。
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2018年01月31日

【少しずつ、描き方が身についていく】

私のレッスンを受講されるようになり、4年目に入った生徒さん。
継続レッスンになって最初のうちは、私が色々モチーフを考えていたのですが、昨年あたりから積極的に「あれが描きたい、これが描きたい」とおっしゃるようになりました。

とは言っても、描きたいものは大きな動物だったり、実際に連れてくるわけにはいかないモチーフが多いため、時々は静物の立体デッサンを挟みながらも、写真模写を中心にレッスンが進んでいます。

新年最初のモチーフは、戌年にちなみ、犬。
犬種は「昔飼っていたので」ということで、ミニチュアダックスフンド。
書籍の中の写真をお手本に描きました。

今回は、生徒さんからブログ掲載のOKをいただいたので、生徒さんの作品を載せます。

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この生徒さんはよく「なかなか上手になれなくてすみません。。。」とおっしゃるのですが、レッスン以外にもかなり練習されているようで、時々スケッチブックを見せてくださいます。

今回のダックスフンドは、毛並みの質感にこだわってレッスン2回をかけて仕上げました。
最初は、ブラックタンの黒毛をどうしたものかと思案していらした様子ですが、練り消しゴムを「明るさを描く画材」として積極的に活用することや、質感のタッチの上に大きく色を重ね、さらに質感を描き込んで大きく色を重ね、という手順を覚えたようで、2回目のレッスン後半ごろには、「描いても描いても足りません」と集中され、「毛並みの微妙な色味の変化が難しいなあ」と奮闘。
1回目の時に比べると、ずいぶん毛の質感が上がったと思います。

今回は、何としても描きたいんだ、という気持ちがよく現れた仕上がりだったので、ブログに載せてみたいなと思ったのでした。

レッスンは新しいことにチャレンジしたり、技法が身についているかどうかチェックしたり、わかりにくところを解決したりする時間なので、私自身はレッスンで描いたものがうまくいったかどうか、ということはあまり気にしていません。もちろん、うまくいったほうが達成感がありますし良いのかもしれませんが。。。

人によって、上達の速度やタイミングは大きく違います。
ただ、レッスンではその人に必要なことをアドバイスしていますので、何度も繰り返し練習するなど実践を忘れずにいてほしいです。

少しずつでも確実に何かが身についていけば、いつか気付いた時には自分でも驚くような上達が待っていることと思います。

★★★★★★★

なお、今回モチーフとして参考にさせていただいた図版は、
誠文堂新光社さんの「ミニチュア・ダックスフンドと暮らす (決定版 愛犬の飼い方・育て方マニュアル)」(愛犬の友編集部編)です。
犬図鑑だと多犬種掲載されているものの大きな写真は少ないし、
飼育本だと全身の写真が少なかったり、
お手本として使える写真が掲載されている資料を探すのに何軒か書店を回りました。
posted by アトリエうみねこ at 20:43| レッスンの様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする