私のレッスンは大人向けに考えている内容ですが、ご要望があれば子どもさんのレッスンもお引き受けしています。
ただし、本当にデッサンしかしないので、その点は保護者の方に納得していただいた上で、いらしていただいています。
さて、練り消しゴムも画材になるということをレッスンの中で何度か説明するのですが、消しゴム=消し具(間違えた時の修正に使うもの)という役割のイメージが強いのか、伝わりづらいようです。
やはり、デモをする(もしくは実践する)のが一番わかりやすいと思います。
子どもさんのレッスンの時に、私が描き進めていた動物写真の模写で、生徒さんに練り消しゴムの使い方を試してもらいました。
練り消しゴムの一部を、ヘラのように平たく成形して、鉛筆の色の重なった部分に切り込むように消しゴムを入れると、細く白く色を抜くことができます。
白く毛並みを抜くのを、生徒さんに。
そこへ鉛筆で毛並みを足すのを、私が。
1枚の絵にそれぞれ役割分担して、お腹のあたりを中心に、タッチを重ねながら質感を作っていく感じを体験してもらいました。
少しずつ質感が変わっていく様子が楽しかったようです。(模写はまだ完成していません)
この練り消しゴムの使い方を、いつ本人のデッサンに活かしてもらえるかはわかりませんが、少しずつ成長していくのが楽しみです。